弁護士メモ|千葉晃平のひとこと
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  • 昼休みの接見拒否につき、違法・賠償を認める判決(名古屋地裁H22・7・13)
  • 昼休みの接見拒否につき、違法・賠償を認める判決(名古屋地裁H22・7・13)

    名古屋地検の事務官が昼休みを理由に容疑者との接見を拒否した事案につき、名古屋地裁は、平成22年7月13日、接見拒否は、違法として、国側に6万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。被疑者・被告人の接見は極めて重要な基本的権利でありますが、施設のキャパシティ・捜査側の態勢等から、安易に制限・時間の変更等を求められるケースもあり、引き続き、国・捜査側の違法・不当な接見妨害への監視・対応が必要でしょう。また、違法行為を行った事務官はもとよりその実質上の監督者たる検察官に対する内部的制裁などが行われなれなければ、国・捜査側の体質は変わらないでしょうから、この点の監視等も必要です。

    毎日新聞記事↓

    http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20100713ddh041040004000c.html