シックハウス被害の公務災害性を認める裁決(H23・2・24)
仮設プレハブ校舎内における高濃度の化学物質放散によりシックハウス症候群に罹患した被害につき、公務災害性を認める裁決が出されました。シックハウス症候群について公務災害性を認める重要な判断です。
手続き的には、公務災害性を否定した原処分を取り消したものですが、原処分は、シックハウス症候群への理解が不十分であるばかりか、審理も不十分であり、公務災害性の判断システム(判断基準・審査能力・手続保障等)の根深い問題を露呈するものでした。今回の裁決のようにきちんとした判断がのぞまれるところです。
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